失った歯を補うための治療

歯は事故で抜けたり虫歯などで失ってしまうと、お口のまわりの美しさを失うばかりでなく、いろいろな障害がおこります。物をかむ力が弱くなったり、それがもとで内臓などに悪い影響を及ぼすようになります。
当院では、無くなってしまった歯を補うための、治療をお薦めしています。歯を失ったときの選択肢としては、インプラント・入れ歯(義歯)、ブリッジがあります。
出来るだけ多くの方がご自身の歯を残してしっかり噛めるよう、一人ひとりに合った治療をご提案していきます。
失った歯をそのままにすると全身に
悪影響がでることがあります

歯を失ってしまったまま放置すると、空いたスペースに隣の歯が倒れこみ歯列を乱します。
歯列が乱れることにより、虫歯・歯周病のリスクを上げるだけでなく、顔の輪郭や言葉の発音にも悪影響が生じます。また、お口の中のトラブルだけにとどまらず、咀嚼機能の低下で胃腸など消化器へ負担がかかることや、肩こり・頭痛の原因になることもあり、全身の健康のバランスが崩れてしまうのです。
入れ歯

入れ歯は何本かの歯を失ったときだけでなく、すべての歯を失ったときにも対応しやすいので多くの人に使用されています。保険診療であれば、少ない費用負担で比較的早く提供できるメリットがありますが、見た目の良さや機能性を求める方のために、当院では自費診療の入れ歯も多数扱っています。スタッフにお尋ねいただければ、種類ごとのメリットやデメリットを丁寧に説明いたしますので、遠慮なくお尋ねください。
インプラント

歯周病や虫歯などが原因で歯を失ってしまったとしても、ご自身の歯と同じような機能を再現できる治療法になります。歯を失った部分のあごの骨に人工歯根を埋め込み、人工の歯を被せます。骨に固定されているため入れ歯と比べると非常に噛みやすく、ブリッジのように周りの健康な歯を削る必要もありません。さらに見た目も自然なため、口もとを気にせずに思い切り笑うことができます。
- 治療期間/治療回数
- 2ヵ月/5回
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メリット
- 人工歯根によりしっかりと噛めるようになります
- 周囲の歯を削る必要がほとんどないです
- 骨に人工歯根を埋入するため噛み合わせが安定します
- 噛む力の衰えを防ぎます
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デメリット
- 自費診療のため、保険の治療に比べると費用がかかります
- 外科手術が必要になるため、患者さんに体力的な負担がかかります
- 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります
- 見た目や噛んだ時に違和感を覚えることがあります
ブリッジ

補いたい歯の両隣を台とする被せ物です。入れ歯のようにズレることはなく、台となる歯が健全であれば固いものでも噛めるなど、メリットが豊富です。その一方で、台となる歯を削らなければならないデメリットがあります。また補った部分は文字通り「橋桁」のように歯肉に接していないため、隙間に食べ物が詰まりやすく、刺激を受けない歯肉と骨が少しずつ痩せていく欠点もあります。
- 治療期間/治療回数
- 約1ヵ月/2回~4回
料金について
インプラント | ¥300,000~¥500,000 |
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ブリッジ | ¥100,000~¥300,000 |
上記料金は税込み表示となります。

定期的なメインテナンスを
治療終了後も定期的にメインテナンスにお越しいただくことが重要です。お口の状態は日々少しずつ変化するため、人工物である入れ歯・インプラント・ブリッジはどうしても合わなくなってしまいます。しかし半年に1回程度メインテナンスに通っていただき、細かく調整することで合う状態を維持することが可能です。ぜひ定期的にプロケアを受け、日々適切なセルフケアを続けてください。